いくつもあるお金を借りる方法の中で、今すぐ急いで借りたい!と思った時に便利なのが、コンビニでお金を借りる方法です。
コンビニなら24時間、いつでも開いているので、夜遅い時間帯やお休みの日に急に現金が必要になった時でもすぐに借り入れができます。借りる方法によっては、審査に申し込んだ当日にコンビニですぐ借り入れができる場合もあります。
コンビニATMならカードがなくてもスマホだけで借り入れできるところもありますし、返済もできてしまいます。
今回は、コンビニATMでお金を借りる方法のほか、どこのコンビニが便利なのか、また、コンビニでお金を借りる時の注意点など、詳しく解説します。
今お金がなくてコンビニでお金を借りられないか?とお困りの方は、ぜひ参考にしてください。
コンビニでお金を借りる方法は3つある
コンビニでお金を借りるには、方法が3つあります。
- 消費者金融カードローン
- 銀行カードローン
- クレジットカードのキャッシング
それぞれ、詳しく解説します。
できるだけ早く借りたい人は消費者金融カードローン
消費者金融カードローンはさまざまな場所で借り入れができます。コンビニもその一つです。
ローンカードを使って借りることもできますが、便利なのはアプリを使って行うスマホ取引です。
もともとは専用のカードが必要なローンだったことから「カードローン」と呼ばれていますが、現在はスマホアプリが主流です。
大手消費者金融はコンビニのスマホ取引に対応していますので、スマホさえあればカードがなくても現金が借りられます。
最も便利なのはセブン銀行ATMで、セブンイレブンに設置されています。セブン銀行ATMはスマホ取引で現金を引き出すことができます。
ローソンは一部の店舗でスマホが使えず、ファミリーマートではそもそもスマホ取引に対応していません。
ですので、消費者金融を利用するならセブン銀行ATMが便利です。
キャッシュカードを使って借りたい人は銀行カードローン
コンビニATMと提携している銀行のカードローンを利用している人は、キャッシュカードまたはローンカードを使って現金を借りることができます。
キャッシュカードを使う場合は、ローンカードとキャッシュカードが一体になっている必要があります。
一体型にするためには別途申し込みが必要ですので、利用している銀行に確認してみましょう。
コンビニATMと提携しているカードローンなら、預金を引き出すのと同じ感覚で現金を引き出すことができますので、とても便利です。
クレジットカードのキャッシング機能を利用してお金を借りる
クレジットカードにキャッシング機能がついている人は、コンビニATMでお金を借りることができます。
ATMに国際ブランドのロゴがあれば、借り入れできます。
- VISA
- MasterCard
- JCB
- アメリカン・エキスプレス
など、自分のクレジットカードについている国際ブランドを取り扱っているか、確認してみてください。
クレジットカードのキャッシング機能とは、ショッピング枠の範囲内でお金を借りることができる機能です。ショッピング枠の中に、キャッシング枠が設定されています。
たとえば、
- ショッピング枠:50万円
- キャッシング枠:10万円
といった具合です。総利用限度額50万円のうち、10万円をキャッシングに利用できるという意味です。
クレジットカードを作ったときに、同時にキャッシング枠の申し込みもしていれば、ショッピング枠の範囲内でキャッシング枠が設定されているはずです。クレジットカードのマイページなどで確認してみてください。
もし今手持ちにクレジットカードにキャッシング枠がついていない場合は、改めて審査が必要となります。
どこのコンビニでお金を借りるのが便利か?徹底比較
コンビニといってもいくつもの種類があります。ここでは、ATMが設置されている主なコンビニの使いやすさを比較してみます。
コンビニ | ATM種別 | ATM設置台数 | 借入可能時間 | 取扱枚数等 |
---|---|---|---|---|
セブンイレブン | セブン銀行 | 26,913台 (2023年3月時点) |
原則24時間365日 | 1回の操作につき、紙幣の金額にかかわらず50枚まで |
ローソン | ローソン銀行 | 13,509台 (2023年3月時点) |
原則24時間365日 | 1回の操作につき、28枚まで(20万円) |
ファミリーマート デイリーヤマザキ |
イーネット | 約12,257台 (2023年11月末時点、スーパーなども含む) |
原則24時間365日 | 1回の操作につき、59枚または50万円まで |
ミニストップ | イオン銀行 | 1,833台 (2023年12月時点) |
原則24時間365日 | 1日あたり50万円 (初期設定) |
セブンイレブンは設置台数トップ!スマホATMも便利
使い勝手の良さ、利便性で考えますと、セブンイレブンのATMがダントツです。
国内の店舗数は21,000件を超え、ATMの設置台数も他のコンビニと比べて、圧倒的に多くなっています。
- 7&iグループ内:23,285台
- 7&iグループ外:3,628台
借入できるカードローン、クレジットカードの数も多く、たいていのカードローンには対応しています。
また、大手消費者金融ならスマホATMも使えます。カードがなくても、スマホのATMだけで借入ができますので、とても便利です。
ローソンはPontaポイントユーザーに便利
ローソンにはローソン銀行ATMが設置されています。
ローソン銀行ATMは、2023年3月末現在、13,509台設置しています。47の全ての都道府県で、数多くの金融機関のキャッシュカード、クレジットカード、ローンカード等によるお取引きにご利用いただけます。
引用元:「お客さま本位の業務運営に関する基本方針」を踏まえた取組状況について | ローソン銀行
ローソン銀行ATMは、セブン銀行ほどの台数はありませんが、消費者金融やクレジットカードのキャッシングにも使えます。
また、Pontaポイントを集めている人にはローソンのATMがおすすめです。
- ぽんたまATM(Pontaカードを使う人用)
- ATMスタンプカード(Pontaアプリを使う人用)
というサービスがあります。
対象の金融機関の出入金をすることで、月に1回、5Pontaポイントがもらえます。
消費者金融の借り入れなども対象となっていますので、Pontaポイントを貯めたい人は、ぜひローソン銀行ATMを利用してください。
ファミリーマート・デイリーヤマザキは手数料が無料になる銀行あり
ファミリーマートとデイリーヤマザキには、イーネットATMが設置されています。
ATMの設置台数はローソン銀行ATMとあまり変わらないものの、これはスーパーなども含んだ台数ですので、コンビニだけで見ますともう少し少なくなりそうです。
イーネットはコンビニ以外にも、ショッピングセンターや駅、病院などさまざまな施設に設置されているのが強みです。
近くにコンビニがない地域でも、イーネットATMを利用できる施設が見つかるでしょう。
イーネットATMは、提携金融機関によって利用手数料が無料になる場合があります。
- みずほ銀行:みずほマイレージクラブのステージによって月1〜3回まで無料
- 三菱UFJ銀行:25日と末日の8時45分〜18時まで無料
- 三井住友銀行:25日・26日の8時45分〜18時まで無料
※2023年12月4日現在
また、イーネットATMは日本語以外に、英語、中国語(北京語)、韓国語にも対応しているなど、他のATMとは少し変わったサービスもあります。
ミニストップはイオンユーザーに便利なATM
ミニストップで利用できるのは、イオン銀行ATMです。イオン銀行のキャッシュカードだけでなく、カードローンやクレジットカードなど、たいていの金融機関のカードが使えます。
全国には6,000台以上、そのうちミニストップにはおよそ1,800台のATMが設置されています。
コンビニでお金を借りるときの流れ
借りる先によって若干の違いはあるもおの、一般的にはこのような流れで進みます。
コンビニで借りられるカードローンなどに申し込む
お金を借りるには審査が必要です。すでにクレジットカードにキャッシング枠がついている場合を除き、借入の申し込みをしてから審査→契約という流れになります。
大手消費者金融は、即日融資が可能です。申し込む時間や曜日にもよりますが、申し込んだ当日に審査が完了し、借入できる可能性があります。
銀行カードローンはどんなに早くても審査結果が翌日以降になってしまいます。
自分が口座を持っている銀行であればキャッシュカードをそのままローンカードとして使える場合がありますので、急いでいるなら普段利用している銀行のカードローンに申し込んだ方が良いでしょう。
審査結果の連絡を待って契約手続きを行う
カードローンは審査を通過し、契約手続きが完了すると借り入れができるようになります。
カード発行ありの場合は、カードが到着するまで待ちましょう。数日〜1週間で届くでしょう。
大手消費者金融は、契約手続きが済めばすぐにカードを発行できる場合があります。以下の場所で発行手続きを行ってください。
- プロミス:プロミス自動契約コーナー、三井住友銀行内のローン契約機
- SMBCモビット:三井住友銀行内のローン契約機
- アコム:自動契約機「むじんくん」
- アイフル:無人店舗
- レイク:自動契約機
カードを使ってコンビニATMで借入する
手元にカードがある人は、カードで借入をしましょう。ローンカードでもクレジットカードでも、借り入れ方法方は基本的に同じです。
銀行ATMで預金を引き出すのと同じように、カードを入れ暗証番号を入力します。
返済方法を選択し、必要な金額を指定すればすぐに借りられます。
返済方法は一般的に一括払いかリボ払いになります。リボ払いは利息の支払いが思いのほか増えてしまうことがありますので、選択には十分注意してください。
スマホアプリで借入をする
カードを発行していない人や、カードの到着が待てない人は、スマホで借入をしましょう。
大手消費者金融はスマホアプリを使えば、カードがなくても借入可能です。
ローソンやファミリーマートはスマホATMに対応していないところもありますので、スマホを使うならセブンイレブンがおすすめです。
画面のQRコードを読み取り、指示に従って操作してください。
急いでいるなら大手消費者金融+セブンイレブンが便利
コンビニでお金を借りる方法は主に3つあり、どのコンビニでもATMがあればその3つの方法のいずれかでお金を借りることは可能です。
ただし、借りられるスピードや便利さはそれぞれ違いがあります。
借りる方法 | スマホアプリでの借入 | 金利 | 審査の早さ | 無利息期間 |
---|---|---|---|---|
大手消費者金融カードローン | 可能 | 18.0%前後 | 即日融資が可能 | プロミス、アコム、アイフル、レイクにあり |
銀行カードローン | できない (ネット銀行は可能なものあり) |
14.0%〜15.0%前後 | 数日〜 | ほぼない |
クレジットカードのキャッシング | できない | 18.0%前後 | 1〜2週間 | ない |
以下の大手消費者金融は公式アプリがありますし、カードがなくても借り入れが可能です。
- プロミス
- SMBCモビット
- アコム
- アイフル
- レイク
コンビニの中でスマホATMに対応しているのはセブンイレブンとローソンですが、ローソンでは対応していない店舗もあります。
これらの点から、最も便利なのは大手消費者金融のカードローンをセブンイレブンで利用するというのが、最も早く、便利にお金を借りる方法だと考えられます。
コンビニのマルチメディア端末からは返済のみ可能
コンビニATMのほか、マルチメディア端末からも返済が可能です。借入はできませんが、自分のペースで随時返済したい人は、知っておくと便利です。
- ローソン:Loppi
- ミニストップ:Loppi
- ファミリーマート:Famiポート
SMBCモビットや各種クレジットカードの返済が可能で、利用手数料は無料です。
しかしマルチメディア端末を使えば手数料が無料になりますので、細かいお金を節約したい人はこちらの方がおすすめです。
コンビニでお金を借りるメリットは夜でも借りられること
コンビニでお金を借りるメリットは、いつでも早くお金が借りられることでしょう。以下の4つが主なメリットです。
カードは不要!スマホひとつで手続きが簡単
カードローンといいつつ、カードが不要なローンが増えてきました。
専用のアプリをインストールすれば、申し込みから契約、借り入れ、返済まですべてスマホでできるようになります。
銀行のATMでもお金は借りられますが、スマホは使用できません。
スマホでお金を借りるなら、消費者金融がおすすめです。
土日・祝日、夜間でもお金を借りられる
コンビニは基本的に24時間営業ですから、コンビニが開いていれば、夜中でも休みの日でもいつでもお金を借りることができます。
一部、メンテナンスなどで利用できない時間帯もありますが、それほど長い時間ではありません。
その場で現金を手にできる
振込でもキャッシングはできますが、現金が欲しい時にはそれでは困ります。
コンビニならいつでも開いていますので、今すぐ現金が必要!というときでもすぐに借りられてとても便利です。
返済もコンビニでできる
コンビニATMの便利なところは、返済もできる点です。
- 少しずつコツコツと返済したい人
- 自分のペースで返済したい人
などは、思い立った時に少しずつ返済していくことができてとても便利です。
マルチメディア端末を使えば、手数料もかかりません。
借入をしていることがバレにくい
今や、お金を下ろすのはコンビニという人も増えており、わざわざ銀行や郵便局まで行かずに近場で済まそうと考える人も多いでしょう。
コンビニATMでお金を借りる場合、はたから見るとキャッシュカードでお金をおろしているようにしか見えないのです。
たとえ家族や友人に見られたとしても、お金を借りているとは思われないでしょう。
コンビニでお金を借りる時の注意点
便利なコンビニATMですが、利用にあたってはデメリットとなる点も少なくありません。
以下の点に注意してください。
メンテナンス等で利用できない時間帯もある
原則、24時間365日利用できるのですが、利用が制限される時間帯があります。
たとえば、消費者金融のプロミスをセブンイレブンのセブン銀行ATMで利用する場合、月曜日の0時10分〜7時までは取り扱いできない時間帯となっています。
また、毎日23時50分〜0時10分の20分間はシステムメンテナンスのため利用不可となっています。
一部の時間帯ではありますが、お店が開いていてもATMが利用できない時間帯があることに注意しましょう。
ATM利用手数料を確認しよう
お金を借りるときは、一般的に手数料がかかります。
- 1万円以下:110円
- 1万円を超える:220円
※いずれも税込
たとえば、5万円を1回で借りれば手数料は220円で済みますが、もし1万円ずつ借りた場合は1万円×5回=110円×5回で550円もの手数料がかかってしまいます。
借入金額に上乗せされ、次回の返済時に返済しなくてはなりません。
ただし、イーネットATMのように一部無料になる金融機関もありますので、手数料を節約したい方は公式サイト等で確認してみてください。
基本的に小銭は使えない
コンビニATMは、基本的にお札しか取り扱っていませんので、小銭を引き出すことはできません。
どうしても小銭が必要な場合は、コンビニATMではなく硬貨を取り扱っている銀行ATMを利用した方が良さそうです。
1回あたりの金額も確認しておく
コンビニATMの1回当たりの取扱金額は、50万円程度が多いです。
それ以上の金額を引き出す場合は、数回に分ける必要があります。
たとえばセブン銀行ATMではこのようになっています。
セブン銀行ATMで1回に取扱いできる紙幣枚数は、紙幣の金額にかかわらず最大50枚までとなります。
例:
50万円(1万円札50枚)の入出金は1回の操作でできますが、
70万円(1万円札70枚)の入出金は2回に分けて操作する必要があります。
引用元:よくあるご質問
また、1回に引き出せる金額以上を借りたい時は複数回に分けて操作をすれば良いのですが、1日に引き出せる金額にも決まりがあります。
コンビニでお金を借りることに関するよくある質問とその回答(Q&A)
コンビニでお金を借りる際に、よくある疑問や質問と、その答えについてまとめました。
コンビニでお金は借りられますか?
コンビニに設置されたATMでお金を借りることができます。
- セブンイレブン
- ローソン
- ファミリーマート
- ミニストップ
- デイリーヤマザキ
など、主要なコンビニであればほぼATMが設置されているでしょう。
ローンカードまたはスマホのQRコードを使って現金を引き出すことができます。
24時間いつでもお金を借りられるのはどのコンビニですか?
コンビニATMは、原則として24時間、いつでも利用できます。
ただし、23:50~0:10など一部利用停止となる時間帯がありますので、借入先の公式サイトや銀行の公式サイトで確認してください。
また、週に1回程度のメンテナンスの時間は利用できません。たいていは真夜中〜明け方の時間帯ですが、それほど長い時間ではありません。
コンビニでは何円から借入ができますか?
コンビニでは、10,000円単位、もしくは1,000円単位で借りられます。カードローンもしくはクレジットカード会社ごとに金額が設定されていますので、借りようと思っている会社の借り方を確認してみてください。
なお、コンビニATMでは硬貨の取り扱いがありません。小銭を引き出すことはできず、お札のみの借り入れとなります。
コンビニでお金を借りると手数料がかかりますか?
一般的には、以下の手数料がかかります。
- 1万円以下:110円
- 1万円を超える:220円
※いずれも税込
ただし、借入先と提携ATMの種類によっては無料になることがあります。たとえば、イオン銀行カードローンは、
- イオン銀行ATM(ミニストップ)
- ローソン銀行ATM(ローソン)
- イーネットATM(ファミリーマート、デイリーヤマザキ)
での利用も手数料は無料です。
利用手数料については、借入先の公式サイトでよく確認してください。
コンビニATMなら24時間いつでもお金が借りられる
コンビニに設置されているATMなら、原則として24時間いつでも借り入れができます。
カードがなくても、スマホアプリだけで借りられるコンビニもあります。土日や夜中にお金が必要になった時でも、近くのコンビニですぐに借り入れができて、とても便利です。
ただし、事前にカードローンの契約をしておく必要がありますし、クレジットカードでお金を借りるならキャッシング枠の審査を受けておかなくてはなりません。
もしこれからお金を借りるなら、即日融資に対応している消費者金融が便利でしょう。銀行カードローンは早くても審査結果の連絡が翌日以降になりますが、大手消費者金融なら申し込んでから数時間で借りられる可能性があります。
コンビニATMで今すぐお金を借りたいと思っている人は、消費者金融を検討してみてください。